校長の黒田です。口之津を含む九州北部は梅雨の直中にあり、連日雨天が続いております。廊下も壁も雨や結露で濡れやすいので、滑らないよう、またカビなどにも注意しています。在寮生の皆さんについては室内エアコンの適切な使用に努め、冷やしすぎなどには注意して欲しいと思います。
さて、この３月に一旦卒業した生徒達は、ほとんどが乗船実習科に進学しています。４月１日から日本丸（帆船）に乗船し、６月１０日の下船以降は自宅で休日を過ごしていましたが、来週７月１日に東京から再び乗船します。今度は大成丸（汽船3,990t）です。９月１０日の下船まで、神戸、門司、広島、高松の各港を巡り、また東京へと戻る予定ですが、これら以外に錨泊地（仮泊地）もあります。（寄港予定地は変更の可能性があります）
では、乗船中どのような実習を行うのか、いくつか紹介いたしますと、航海系では、航海当直や出入港・投錨・抜錨や、瀬戸内海の航行（世界的にも特殊且つ航行難易度の高い水路）、船体整備（準備・手じまい、作業安全管理）、レーダーや航海計器取扱い、etc.。機関系としては、主機関運転・発停・冷暖機、ポンプやその他補機類の運転や発停、機器整備、etc.。また全般として、指揮命令系統やリーダーシップの体得、コミュニケーション、安全意識をはじめ、内容を挙げればきりがありませんが、乗船期間中はこのような船舶運航に特化した実習が日々続き、航海系及び機関系両対応可能な船員としての資質が涵養されます。そして各港入港中には休日もあり、買い物や市内見物も出来ることと思います。
情報ですが、７月１５日（月祝）海の日には、東京にて僚船である青雲丸（汽船5,890t）の一般公開が行われます。関東方面の方々は是非、この機会に船内や乗組員・実習生達の姿をご覧になってみてください。（詳細は下記リンクから）
https://x.com/jmetsacjp/status/1805759842784886812
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なお同日、本校では第２回オープンスクールを行います。口之津港体験航海はこれが今年度最後となります（荒天時は別メニュー）。多くのご参加をお待ちしております。
