少し前になってしまいますが、夜間の避難訓練(生徒寮居住の生徒のみ)を行いました。
災害は昼間に起こるとは限りません。神戸淡路大震災もそうでしたが、夜間、災害が発生して、停電(船舶では電源喪失=ブラックアウトといいます)が起きると暗闇の中で避難せざるを得ない状況となります。
そのために、安全に配慮しつつ、夜間の訓練を行いました。
(練習船では、意図的に電源喪失を発生させて訓練を行うこともあります)
訓練前の、夜の生徒寮
避難する寮生
寮生全員の点呼
怪我人が出たという想定で、タンカで怪我人を運びます。
訓練が終了しました。
筆者は、20年ほど前、神戸沖に着いた練習船から燃える市街地を見ました(神戸淡路大震災)。
あのようなことはもう二度と起こらないだろうと思っていたら、東北でまた大きな震災が起こりました。
どこに住んでいても災害から完全に逃れることはできませんが、内航船員は自分の職場が日本全国を移動するので、どのような災害、事故に遭うか予想できません。少しでも被害を小さくできるように訓練に臨んでほしいと思います。