7月29日、校内練習船「口洋丸」は中間検査・修繕工事のため、
島原市の島原ドックに入渠しました。
回航とドックでの様子を紹介します。
以下、いつもより長めの文章となってしまいました。
0900 口之津港 出港
早崎瀬戸は順流。
底曳き網を操業する漁船や遊漁船が数隻。
島原港が近くになるととても大きい旗竿(漁具)がたくさん設置されていました。
普段海上実習で早崎瀬戸を航海すると多くの内航船が行き交っていますが、
本日は午前中の航海の為か交通流は少なかったです。
少し雲がかかっていましたが、雲仙普賢岳もきれいに見えました。
1030 島原港外着 予定通りの到着です。
ドックマスターが乗船し、船長と操船を交代しました。
口洋丸を上架するためにレーン上の台車に係留策を調整します。
ドックには既にフェリーなど数隻入渠していました。
台車にぴったりと口洋丸を乗せた後、ウィンチを使って船を陸に揚げます。
上架が終われば、タラップがかけられ、ドックの作業者が乗船し船橋内などを養生していきます。
船を降りて普段は水面下の船底を検査。
1年ぶりの上架ですがあまり船底は汚れておりませんでした。
海に浮いたままだと、船底には海洋生物が付着してしまうため、速力の低下や燃費が悪くなる原因となります。
その後ドックの工事担当者と仕様書の確認と打ち合わせを行いました。
平成6年(1994年)7月建造の口洋丸。
今年27歳になりました。
老朽化が深刻となっていますが、今回のドックでは盛りだくさんの工事を予定しています。
9月に生徒が学校に戻ってきたころにはきれいになった口洋丸が迎えてくれることでしょう。
ブログ筆者は久しぶりのちょっとだけいつもより長い航海が非常にうれしかったです。
さらに島原ドックにも、台車による上架も初体験であったため、非常に勉強になりました。
口之津海校生は夏休み2日目となりましたが、どのように過ごしているのでしょうか。
不摂生な生活をしていないと信じています。
充実した夏休みにしましょう。