国立口之津海上技術学校ブログ

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National Kuchinotsu Maritime Polytechnical School

2年生機関実技(ディーゼル機関整備)2月16日

2年生の実技で、機関実習棟にあるディーゼルエンジンの整備作業を行っていたので、その様子をお伝えします。

 

実習の様子

部品を磨いています。

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整備しているエンジン全景です。

シリンダカバー、ピストン、コンロッド、シリンダライナを取り外した状態です。

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手前の円盤状のものがフライホイールです。

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シリンダライナを抜き出した後の、シリンダブロックです。

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クランクケースの横のカバーを取り外して、クランクケース内を見たところです。

見えているのは、エンジンの心臓部であるクランク軸のピン(いわゆるクランクピン)とクランクアームです。クランクピンにコンロッドの大端部を取りつけます。

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ピストンとピストンピン、主軸受などです。

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シリンダカバーやピストンなどがシリンダナンバー順に並べられています。

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棒状のものが、コンロッドロッド(コネクティングロッド、連接棒)です。

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ピストンとピストンピンです。

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これがコンロッドのみの状態。大きい方をクランク軸のピンに取りつけ、小さい方にピストンを取りつけます。

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シリンダカバーに取りつける、バルブとバルブスプリングです。

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最後の方は、本校の船用機関の授業のようになってしまいました。

皆さんの乗っている自家用自動車のエンジンの中にも、同じ部品のもう少し小さいものがあって、それが作動して走っているんですよ。

今度、車に乗るときに思い出していただけると、自動車の見方も変わってくると思います。

1年生の海上実習について(2月3日)その6

1年生の海上実習の回も今回で終了です。

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海の広さが感じられる写真です。

 

それでは、実習の様子を。

 

一等航海士からチャートの扱いについて指導中。

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航海中の船橋の様子です。

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操舵当番は、頭上の計器類で方位や舵角などを確認しながら、操舵を行います。

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通常、機関制御室から外部へは、機関室を通って出入りしています。この写真の部分は、非常時に機関制御室から船橋へ直接避難するための脱出口です。誰ですか、覗いているのは?

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見張りが当直で一番大事な仕事です。

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小型船舶の教習を行っている本校の”ジュピター”が近付いてきました。

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以前、このブログでも紹介しました口之津の”歴史民俗、船の資料館”の横を通過します。

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甲板上で。何をしているのでしょうか?にこにこしていますが、、、

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マイクを握るF君。何を放送しましたか?

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係留するブイが近付いてきました。係留作業の準備をします。

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伝馬船も横付けされました。

 

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第一陣が岸壁に向けて戻って行きます。

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機関室の手終いを終えた機関室班が甲板上に上がって来ました。

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整列点呼を終えた1年生が生徒寮に戻って行きます。

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今日の実習で、少しでも自分の向かっていく進路が定まったでしょうか。

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もう少しで2年に進級、後輩も入学してきます。がんばってください!

船員になるために(2月9日)

本日、本校の指導課長が、2年生と1年生に対して、「船員になるために」というテーマで就職指導を行いました。

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社会人に求められる資質はどの業界に進んでも変わらないとも思われますが、船員という特殊な職業に就く上で、どのような気構えでいるべきかを理解してくれたと思います。

本日使用したテキストを学校ニュースにアップしています。ぜひご一読ください。

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まだまだ発展途上です。がんばってください!

1年生の海上実習について(2月3日)その5

今日も引き続き、1年生の海上実習の様子をお伝えします。

 

ここは機関室内にある、制御機器と計測機器を集めて機関室内の機器を監視している、機関制御室です。発電機盤を確認&監視中のK君。

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これは、同室内にある、コントロールコンソール(日本語直訳で、制御機器卓でしょうか、、、)です。発電機の運転状態を監視するO君。

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発電機の運転状態を監視中です。

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機関室の現場でも、着々と機関の準備が進みます。

始動用圧縮空気タンクの元弁を開放中のK君。

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主機関ディーゼルの始動用空気塞止弁(現場では中間弁と言っています)を開放中です。弁の右斜め下にある、八角形のかたちの機器が、ターボチャージャー(過給機)です。この主機関は、過給機で機関に空気を押し込むことでより多くの燃料を燃焼させ、600馬力を出しています。

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今日の機関室当番の面々です。

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主機関の試運転のために、インジケータ弁を開放します。

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制御室に戻り、主機関の運転についてなにやら相談中。

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おまけです。

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2年生の生徒から、1年生に記事が偏っているのでは?というクレーム!を受けました。ブログを読んでくれているということなので、個人的には喜んでいます。

というわけで、次回は1年生の海上実習の最終回ですが、その後に2年生の記事をアップする予定です。よろしくお願いします。

1年の海上実習について(2月3日)その4

今日も引き続き、1年生の海上実習の様子をお伝えします。

 

船長の指示の下、操舵当番を行うM君。生徒だからといって船は手加減してくれません。慣れるまでは緊張します。

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チャート上で自船の位置や次の変針点を確認します。

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うーん、自分はどこにいるのかな、、、

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実際に位置を入れてみよう!

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ぼくもやってみよう!

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生徒がその日の当番の仕事を、それぞれ責任を持って行っています。

次回もつづきをアップします。もう少し、1年生の実習にお付き合いください。

 

1年生の海上実習について(2月3日)その3

引き続き、1年生の海上実習の様子をお伝えします。

 

口洋丸の船橋です。生徒が集まって何やら相談中、、、

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何かな、、、

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チャート(海図)を見ながら、相談中、、、

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潮汐の計算でしょうか、、、

 

船橋から船首方向を見ると、一等航海士役の教官が指導中、、、

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船尾では、国旗の掲揚を行っていました。

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船橋金毘羅さんに航海の安全を祈って、、、

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別の生徒も、、、

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船長から今日の実習について、説明や注意がありました。

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船首で、出港前のひと時、、、

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なになに、、、

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見張りです。

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船橋の上の、フライングブリッジデッキで教官から説明中。

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ジャイロコンパスのリピータコンパス(中心のジャイロから信号をもらって、動いているコンパスです)について説明中。

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先ほど、計算した潮汐、日出没のデータを記入中。

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船橋当直で一番大事なのは、見張りです!!

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次回も引き続き、海上実習の様子をお伝えします。