校長の黒田です。夏休みに入って早2週間が経過しましたが、このところの晴天と猛暑によって、グラウンドの芝も葉が枯れている部分が出てきました。しかしこの時期の口之津湾や有明海は、まぶしい光に照らされて一層青が濃くきれいに見えます。
さて、生徒のいない静かな校内は各種整備作業が行われております。練習船“口洋丸”は修繕整備のため8/26までドックへ上架し、その他の舟艇類も全て艇庫に納めています。
そして生徒達は地元にて有意義な休暇を過ごしていることと思いますが、中にはこの期間を利用して実際に運航中の貨物船にて、5~7日程度の乗船体験を行っている生徒もいます。今年は2、3学年合わせて10名が、石油タンカー、ガスタンカー、セメント船、RORO船、などに分かれて乗船しています。この体験がこれからの就職活動に大いに参考となり、また卒業後船員となった際にも、スムーズに船内生活に溶け込んでいけるゆとりが生まれることと思います。乗船に際して本校教員の引率などはありませんが、船会社と船員の方々が様々なサポートにあたって頂けるため、学校としても安心です。また内航各社様には、生徒の希望通りに配乗して頂けたことにも深く感謝申し上げたいと思います。乗船する生徒にはぜひ航海中だけでなく、港での荷役作業も含めてしっかりと海上輸送の現場を自分自身で見て感じ取り、そして新学期には他の生徒達にもこの経験を伝えてもらえるように願っています。